図案の見方が分からなくて、困っていませんか?
実は、こぎん刺しの図案にはいくつかのタイプがあります。
初めの頃は、タイプの違う図案を見るとパニックになってしまうかもしれません。
特に、これから説明する『タイプ2』と『タイプ3』。
同じように見えて、ラインとマスの役割が逆なのです。
こぎん刺しを始めた当初、私はその2つの図案を混同してしまい、図案を読み解くことに苦労しました。
ここでは、こぎん刺しの図案の基本的な見方と、タイプ別の図案の見方を解説します。
基本さえ理解してしまえば、どんな図案でも刺すことができるようになりますよ♪
図案の基本的な見方
こぎん刺しの基礎模様を『もどこ』といいます。
『もどこ』を並べたり、重ねたりすることで大きな模様にしていくことができます。
この『もどこ』の糸の配置を図面にしたものが図案です。
図案は布目とこぎん糸が描かれており、 布目に対し、こぎん糸がどの位置に配置されるかを示しています。
こぎん糸が表に出ているところは太線、または塗りつぶしで描かれます。
細かい布目をわかりやすいよう拡大して描かれているため、布の大きさ、もどこの大きさは実物大ではありません。
タイプ別図案例
では、【花こ】を例にして見てみましょう。
解説部分では、布の織り糸を『青色』で、織り目を『赤色』で表しました。
図案 タイプ1
布の織り糸が、一本一本描かれている図案。
現物に沿った織り目が描かれているため、初心者さんにも分かりやすい図案。
図案 タイプ2
こぎん刺しの本などに、よく載っている図案。
図案 タイプ3
『Olympus』のキットなどで、よく使われている図案。
布目のラインが5目ごとに太く描かれていて、目数が数えやすくなっている。
図案 タイプ4
自分で図案を作成する時に、描きやすい図案。
出来上がりのイメージに近い図案。
パターンが分かれば、どんな図案でも刺せます♪
お手元にある図案はタイプ1~4の例にあったでしょうか?
どれも【花こ】の図案ですが、わかりやすい、わかりにくいなどあったかと思います。
わかりにくい、どう見たらわからないと思ったら、タイプ1と対比させてみてください。
基本は布の縦糸を奇数の目数だけすくって刺し進めるだけです。
その図案の1目、3目、5目のパターンが分かれば、図案に記載されている布の織り目の描き方を気にせずに、刺し進めるようになれます。
まずは小さなサイズから始めてみましょう。
コースターなどの大きさなら、初心者さんにも扱いやすいです。
では、今回はこのへんで。
また、ぜひ来てくださいね♪